material/
表素材には、角シボ型押し牛革、俗にプラダシボと呼ばれる革を使用しております。表面が平らな牛革に凹凸のある型を高圧縮で押しつけて、表面に凹凸をつけた革で、革本来の表情は失われますが、圧縮されたため密度が濃く硬く、表面の均一さやキズが付きにくいなど優れた特色があります。
インナーの革にはイタリア、トスカーナ地方サンタクローチェにある1989年の設立の名タンナー・ヤンキー社の革を使用しております。ヤンキー社は主にベリー部位のなめしを得意とし、ベジタブル(植物性)タンニンなめしによる、バッグや財布用の革を生産するタンナーです。
この製品に使われている革はトスカーナ地方の伝統的な製法であるTAMPONATO(タンポナート)と呼ばれる技法を用いて製造されております。タンポナートとは手作業による革表面の染色方法のことで、微妙な染色具合を見極めながら手で叩く様にして色を塗り重ねて行くため、熟練の職人しか手掛けることの出来ない特殊な加工です。この技法によって作られた革は、単色でも濃淡のある深み掛かった美しい革に仕上がります。
更に植物性タンニンを使用してなめされたこの革は上質で引き締まっており、使い込むほどに特有の味わい深いエイジング(経年変化)を楽しめます。
縫製・特徴/
本体マトメ部分には縁返し縫製を処理を行っております。革の隅を極限まで薄くし、糊付け後縁を内側に返し、最後に余分な部分を切り落とし、ミシンをかける作業を行っております。革部分にはコバ磨きやねん引きなど細かいディテールにまでこだわった仕様にしています。
一部に使用されているチェレステカラー(うす青緑色)はビアンキ社のイメージカラーでビアンキらしさと、商品のポイントになっております。ポリウレタン合皮※は引っ張りなどの強度を高める為、全面に生地を張り合わせ縁返す仕様を施しており、非常に丈夫で引き裂き等の心配は御座いません。
※本体内側の底部分にのみ使用
シボ型押し牛革に「ビアンキ」のロゴマークが目を引く「FRANCO(フランコ)」シリーズの2つ折り長財布です。中を開けるとチェレステカラーが目を引く作りになっています。
また、銀色の箔押しが高級感と上質な雰囲気を感じさせます。中は札入れが5ヶ所、カード入れが18ヶ所、小銭入れが1ヶ所付いています。見た目は大変スマートですが、収納力に大変優れたお財布です。
シンプルで飽きのこないデザインなので、男女問わずにお使いいただけます。